皮膚科医師自らの体験記-にきび治療,ほくろ取り,いぼ治療,フォトフェイシャルなど。
 

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皮膚科ドクターの美容医療体験記

にきび漢方薬その1

にきびで悩んだことのある人はスキンケア、食事、生活習慣の見直しが必要な場合が多いのですが、体質改善のために漢方薬を試してみるのもひとつの方法です。

実は、医学部では漢方薬について学ぶことはほとんどありません。
学生時代、教科書に漢方薬についての記載はなく、
一部の医師(漢方薬に 興味のある医師)が自発的に実際の診療で用いるもの、
というイメージがあり した。
もちろん、国家試験にも漢方薬の使い方についての問題は一題も出題されません。
元々日本はドイツや欧米から入ってきた医学を基礎にしているため、
中国を起源とした漢方薬は「少し異質なもの」として考えられているのでしょ う。

エストロゲンゲルについての体験記でも書きましたが、私自身がにきびに悩んで いたことがあり
数年間、体質改善のために漢方薬を飲んでいました。

にきびに対して、一般的に病院で処方される薬は抗生物質です。
これはにきび菌を殺す薬。 しかし、長期的に内服することは体にも負担がありますし、
また、耐性菌の問題などもありますから できれば避けたい。
安心して長期的に飲み続けられるという点で漢方薬を試したのがきっかけです。

まず、口周囲の大人にきび(アダルトにきび)に効果がある、当帰芍薬散 (ト ウキシャクヤクサン )。
このタイプのにきびのできる人は、そのほとんどの人で、冷え性、肩こり、生理痛や 月経不順があり
生理前に特ににきびの悪化が見られるという共通点があります。

また、冷え症で、冷えによって手足がむくむ症状もあったため
桂枝茯苓丸加ヨク 苡仁 (ケイシブクリョウガンカヨクイニン)も併用しました。
ケイシというのは、ニッキ(シナモン)のことで、味にかなりクセがあります。
慣れるまで、ちょっとオエっとしながら飲んでいましたが、
不思議なことに、効果が現れてにきびができにくくなってくるとおいしく感じるものです。

この2種類の薬は、ブレンドしてある成分が同じ系統の生薬なので一緒に内服す ることができます。
1日3回飲み始めて2週間ほどで、にきびができにくくなってきたのを実感しまし た。
また、そういえば、生理痛や月経前にイライラすることもなく、肩こりも軽く なっていました。
その後、妊娠・出産を経て体質が変わったのか(ツラの皮が厚くなった?)にきびもできなくなりましたが、 子供を妊娠するまでは時々にきびで悩まされていたので続けていました。

こちらもご参考にしてください。⇒にきび漢方薬

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