皮膚科では皮膚を触る「触診」を意外に重視しています。
皮膚の性状(表面の凹凸、水っぽさの程度)を測るためでも
ありますし、
「できもの」の場合、それが皮膚の中でどの程度の大きさか
ということや、皮膚の深部との結合の具合(”下床の可動性”と言います)
を診ることもできるからです。
皮膚を診る時は「した」をよく診ろ、と言われます。
「した」とは
下床の可動性、それから舌、それにシモとも言われる陰部の3つです。
(余談になりますが、口の中や外陰部という粘膜の部分では症状を表しやすいことから、
体中の皮膚をよく診るべしという意味です。)
話がそれてしまいましたが、皮膚の触診が意外に大事だというお話です。
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